あっさり。バブル後最安値更新
底なんかない。
すべての証券が無価値になる。
次に来るのが、貨幣が無価値になるハイパー・インフレーションである。
世界的な詐欺によって、証券は無価値になった。
今の株安は、その穴埋めに大量の現金が必要になったからだ。
詐欺証券を大量に抱えていたファンドは、株を売って現金を作り、顧客に返さなければならない。
グローバル化した世界では、大国でも小国でも同じ動きが起きる。
ここ数年、もてはやされた「ギャンブル必勝法」は、国際分散投資だった。
アメリカのファンドは、タイの株を売って、バーツを受け取り、顧客から預かった金を返すためにバーツを売ってドルに替える。
バーツは急落し、タイはインフレになり、通貨危機から国家危機へと事態は進む。
この事態が一巡して生まれるのは、ブロック経済、戦時経済である。
アイスランドに救いの手を差し伸べたのはロシアだった。ユーロ圏ではない。
なぜなら、ロシアはアイスランドを手に入れることで、要塞としたいから。
ウクライナはIMFに「金を貸してくれ」と泣きついたが、それで国家危機が解決されなければ、ロシア軍が侵攻してくるかもしれない。
民主化によって、グローバルな「詐欺」経済に組み込まれた元社会主義国は、アメリカが資金が引き上げることによって、軒並み、戦争の危機を迎えるのかもしれない。
パキスタンの国家危機は、核兵器保有国であるだけにさらに深刻だ。
パキスタンで民主的な選挙をやれば、世界一の反米国家が誕生するのは必至。
「9・11」なんてもんじゃない。マンハッタン核攻撃が模索されるかもしれない。
さらに深刻なのは、その計画に人類の半分が賛成するかもしれないこと。
ウォール街の億万長者のおかげで、国民は誰も悪いことをしていないのに、お金を払ってパンが買えない--そんな国が世界で多数派になるかもしれないからだ。
自由主義陣営が今すぐやるべきことは、国家間取引の新通貨創設である。
まず、為替という名の「最終兵器」を撲滅しよう!
広島、長崎の悲劇が繰り返されないために。
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