菅原文太さんに会った!
日本映画の最後の巨星、緒方拳さんが亡くなった。
世界経済をはじめ、気の滅入ることが多い昨今。
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映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION) 著者:町山 智浩 |
この本を読んでいる。
大いに勇気づけられた。
今、世界は1930年代初頭にも似ているが、1970年代初頭にも似ている。
70年代初頭、アメリカは泥沼化する戦争を続け、街には失業者があふれ、ハリウッド映画を観る人はいなくなった。
そこで映画の革命が起きたのである。
『俺たちに明日はない』『卒業』『イージーライダー』『タクシードライバー』などなど。
そして、我が国では、『仁義なき戦い』が公開されたのである。
先日、わしは菅原文太さんにお会いした。
『仁義なき戦い』に関するインタビューだったのだが、テープを止めてから、文太さんは、こう言った。
今は100年に一度の動乱期だ。
わしが知りたかったのは、テーマが見えにくく、だからそこ、100回も観てしまった『仁義なき戦い』シリーズにおける、菅原文太さんのテーマ、主役(であり実質的な製作者)がわしに伝えたかったことは何か、だった。
文太さんは、『仁義なき戦い』の原型ともいえる『現代やくざ 人斬り与太』の撮影中、深作欣ニ監督とこう言い合っていたというのである。
おお。ひっくり返すかあ!!
勇気づけられるでしょ?
わしらも革命を起こそうじゃないの?
ニューシネマを作ろうじゃないの?
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