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2008年10月 8日 (水)

大暴落……タイガースの敗北……

 茶の間で腹ばい。

 神も仏もありませんわ。

 300円の冷凍お好み焼きを買ってきて、自棄酒じゃ!

 わしゃ飲む!

 自力でここまで来たんだから……読売も……偉……。

 いや、偉くねえ。あと全部勝って、阪神優勝!!

 日本の景気のためにもな。

 で、今日の株価暴落なんだけど、ファンド資本主義の終わりと考えれば、清々すらあ。

 あ、阪神と読売も「栄光を金で買おうとしたチーム」同士の激突か?

 損をしたファンドに客が押しかけて、「現金で返せ!」

 これもひとつの取り付け騒ぎなんだけど。

 現金なんて持っていないファンドは株を投売りして、当座の現金を作って、それを渡して客に帰ってもらう。

 そういった、今までなかった巨額の金の流れがあるから、日経平均1000円下落なんてことが起きる。

 ファンドってのは、たとえば、インドネシアの株式市場にも巨額の投資をしている。インドネシアで株を売って、現地の現金をもらったファンドは、客がアメリカ人なら巨額の現地通貨を売ってドルを買わなければならない。

 ドルの買戻しの動き、って、最近よく耳にするし、ドルが暴落しないのは、よくわからんが、そういうことなんじゃないか。

 もしそうなら、ファンドが潰れまくれば、ドルは(多分、ユーロも)大暴落する。

 大金持ちは、資産をドルの現金で持つことを続けるか?

 ドル、ユーロの現金は、どこへ向かうのか?

 ゴールド?

 企業買収?

 土地?

 いずれにせよ、金融システム危機の次には、どの国で通貨危機が起きても不思議ではない。どこ国が破産しても不思議ではない。現にアイスランドは国家破産の瀬戸際らしい。

 今、一触即発の地域紛争は世界でいくつある?

 20世紀の日本のように、資源と富を求めて暴発する国はどこだ?

 そういう話になるんじゃないか?

 あの悲惨な戦争のあと、ケインズは「国と国との決済に特定の国(覇権国)の通貨を遣ってはならない」と強く主張した。国債決済通貨の創造、為替レートの撤廃こそが、唯一の資本主義社会存続の道である、というわけだ。

 戦争でイギリスから覇権を奪ったアメリカは、学問的にはケインズ経済を絶賛、採用しながら、このときのケインズの主張には強く反発した。

 その資本主義の欠陥が、60年も放置された、ってことだとわしは思う。

 新自由主義経済はケインズを葬り、「個人が紙幣をいくら印刷しようと、それは個人の自由だ」と主張した。

 その刷りすぎた紙幣が無価値になった、というのが、今回の恐慌である。

 ここから先は、誰も予想できない(明日、日経平均は暴騰するかもよ?)。

 いずれにせよ、欧米の動きだけを見ていたのでは、何もわからない事態が今だ。

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