地上最大のショウ、アメリカ崩壊劇が始まった!
http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/
「ドル支配の終わり」が、テレビ、ラジオで普通に語られるようになった。
このむちゃくちゃな世界、発端はなんだったのか?
2000年春(だったと思う)、イラクのサダム・フセイン大統領がこう宣言した。
「今後、イラク産出の石油取引は、すべてユーロで決算する」
フセインは殺されたが、
「王様は裸だ!」
フセインはそう言った。
地上最大のショウ、合衆国崩壊劇の主人公とヒロインは、「ドル」と「石油」である。
ドルとはつまり、貨幣である。貨幣とは何か?
![]() |
貨幣論 (ちくま学芸文庫) 著者:岩井 克人 |
この本は必読ですな。
ドルを成立させているのは、「明日もドルは使える」というあなたの思い込みだけである。
思い込みだけなんだから、「ドル・マトリックス」にわしらは生きている。
石油は単なる商品である。なぜ、この商品がヒロインの座を射止めたか、というと、エネルギーとして最高の効率を誇り、さまざまな製品に加工できるから?
石油についての言説が「神話」にすぎないことは、
![]() |
![]() |
誰が電気自動車を殺したか? 販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
このDVD、必見ですな。
わしらは「石油マトリックス」のなかに生きている。
イラク戦争がむちゃくちゃになったのは、マトリックスを守るための戦争だったからだ。
マトリックスを守るために、何万の頭蓋、内臓が飛び散った。
![]() |
![]() |
世界を不幸にするアメリカの戦争経済 イラク戦費3兆ドルの衝撃 著者:ジョセフ・E・スティグリッツ,リンダ・ビルムズ |
この本は、必読ではないですけど。裸の王様が架空の財宝を守るため、3兆ドルが費やされた。
330兆円!!
我が祖国は、こんな国についていっちゃいけません。
引き金はどこにあったのだろう?
9・11?
アメリカの地価の下落?
アフガン、イラクでの米軍の失敗?
いずれにせよ、この地上の数十億人は、「ドル支配」というインチキに怒り狂っている。
グローバル化、構造改革とは、「みんな、ドルだけを使ったゲームをやろう」というアメリカの呼びかけで、ドルしか置かれていないギャンブルのテーブルについた国は貧しくなった。
テーブルから降りた国、たとえば、アルゼンチン、ブラジルはV字回復した。
今、テーブルで青くなっているのは、アメリカと日本だけじゃないか。
地上最大のショウのマヌケな脇役が我が祖国、日本である。
東映ヤクザ路線で言えば、茶川一郎、加藤武って役どころ?
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント