リーマン発恐慌 日本は敗戦国である
みなさん、楽観論にしがみつきたいんだと思います。
リーマン救済が、メルリンチ救済にシフトしたことを、
さすがはアメリカ、先回りの果敢な経済政策だ。
とかなんとか。
そうはいかんと思うよ。
まず間違いなく、次に叫ばれるのは、バンク・オブ・アメリカ危機である。CNNではすでにそういう議論が起こっているよ。大損を次から次へと引き受けて、バンカメは大丈夫なのか、と。
今回の事態を1929年にたとえるなら、第一次大戦は対テロ戦争に対応している。
元世界銀行チーフエコノミスト、スティグリッツの分析では、今の原油高もサブプライム危機も原因は対テロ戦争のコストにある。
1929年の敗戦国はドイツだった。
2008年はどこか?
アメリカ?
もちろんそうだが、我が祖国、日本も、わしら、日本人も有志連合としてアメリカのともに闘っているのである。
狂った少数派として。
ゆえに、アメリカにも日本にもニューディール政策をとる資格はない。
大金を失った側。助けてもらう側なのだ。
もうひとつ、前世紀の大恐慌との共通点は、大統領選の真っ最中だということ。死に体のアメリカ政府に経済政策を打ち出す力はない。
日本もまた、わけのわからない長い選挙のお祭騒ぎだ。
日本がアメリカよりも悲惨なのは、財政赤字が世界一であること。金利はほぼゼロ。日銀には打ち出せる経済政策はない。皆無。インフレになろうとデフレになろうと、何もできない。
我が祖国が直面しているのは、有史以来、どの国も体験したことのない経済の崩壊だ。
いずれにせよ、自民党は選挙を今すぐ中止すべきだ。
人殺しになりたくなければ。
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