小池百合子さん、祖国の産業、次はありますか?
報道ステーションを観ていて、単純に勝ち負けをつけるとしたら、小池百合子さんの勝ちだ。
小池さんだけ、未来の展望を語っていたもの。オバマ流。
石油が高騰した。わしらのゼニカネが産油国に流出した。だから、脱炭素社会、非炭素自動車の開発。
待ってくれ。なぜ、原油が高騰したのか、という根本の問題。
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世界を不幸にするアメリカの戦争経済 イラク戦費3兆ドルの衝撃 著者:ジョセフ・E・スティグリッツ,リンダ・ビルムズ |
この本はすでに古い。ドッグイヤーだ。そういう意見もあるだろうけど、現実問題として、イラク戦争に有志連合として加担した国のマネーが産油国に流れたことだけは確かだ。
根っからの反米国家イラン、ここに来て超反米となったベネズエラ、仲良しのふりして実は反米のブラジル、その他いろいろは景気がいい。いまや、反米は世界の多数派なんだから。ロシアは孤立主義に急傾斜して平然としている。
サウジアラビアの権力者は、「石油の需給関係は安定している」としう声明を出した。
需要と供給で価格は決まらない。そういう意見もあるだろう。ヘッジファンドが悪い。そういう意見もあるだろう。
しかし、ただひとつ確かなことは、「アメリカ追従」のためにかかったコストが、我が祖国の経済成長をはるかに超えているという現実だ。
スティグリッツは、「日本の」イラク戦争コストを最も楽観的に1010億ドル。現実的には3070億ドルと計算する。
11兆円! 33兆円!
この借金をわしらは返していかなければいけないの?
アメリカの尻拭いのため、日本の税金を1円も使っていない人がアフガニスタンの水路を見回りにいって殺された。
北朝鮮のミサイルに対し、迎撃能力がほぼないイージス艦(日米共同作戦の典型)によって、千葉の親子舟が真っ二つにされた。
テレビは官僚、役人、社会保険事務所の無駄遣いしか言わないけど、百害あって一利なしの「アメリカ追従コスト」こそが、日本経済のガンではないのか!?
とにかくにも、かくなる非常事態に我が祖国は政治空白を作り、メディアは5人の最高権力者候補によるお祭りをやった。
語り継がれるよ、きっと。ローズヴェルトの大統領選のときのように。
当時、アメリカでは大統領選なんで経済政策が打てなかった。
さらに悲劇的なのは、アメリカのオバマ、マケイン。そして、我が祖国の5人のなかに絶対にローズヴェルトはいないことだ。
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