サイクロン、大地震で「アジアの風」エイジアンウインズ
うー。
茶の間で腹ばい。
一日、18回ぐらいワクワクドキドキして、18回くらい肩を落とし、ゼニカネを失う。水が高きから低きに流れるように。
それが競馬だ、ってわかっちゃいるけど、全然、当たらなくなったじゃん! わしのラップタイム作戦、冬季限定!?
ヴィクトリアマイル。ジョリーダンスは不利を受けたけど、不利がなくても差し切りはなかったよねえ。
エイジアンウインズとウオッカは、まったく同じような騎乗に見えた。
スローの流れに引っ掛かりそうになる馬を手綱を絞ってなだめ、3コーナーからピタリと折り合う。武騎手も藤田騎手も完璧に見えた。
唯一違うのは、ゴーサインのタイミング。武騎手、50メートルほど遅かったでしょ。勝った馬が前にいたのに。
上がり3ハロン33秒台の脚を使えるのは「歴史を変えた馬」「日本の至宝」ウオッカだけだ--。武騎手にはそんな信念があったに違いない。それはわかる。
しかしなあ……。
借金地獄「浦河の星」メイショウサムソンに続き、またしても2着。
春のGⅠ戦線で思うのは、「武豊の時代」の崩壊だ。
武騎手がコンダクターとなったレースがほとんどなくなった。
誰も第一人者を意識せず、好き勝手な騎乗をする。地方出身ジョッキーはもちろんのこと、川田騎手、藤岡騎手、秋山騎手、松岡騎手にとって、武騎手はすでに「目標」ではないのかもしれない。
だから、今の競馬は面白いのだが……。
でも、ちょっと調子を落としたスターホースに「とりあえず武騎手を乗せてみる」という発想は建設的だろうか?
困ったら武騎手、ってのはやめてほしいとわしは思う。それをやめれば、
ウオッカに四位騎手が乗っていたら……。
メイショウサムソンに石橋騎手が乗っていたら……。
少なくとも、そういう仮定での後悔はなくなる。
今や、武豊騎手は「完璧に乗って負ける騎手」なのかもしれない。
岩田騎手のどこがどう、武豊騎手より優れているのかさっぱりわからんけど。
とりあえず、岩田騎手は追いまくってくれるんでストレスが少ないのは確か。
いずれにせよ、競馬は過渡期である。
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