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2008年3月 8日 (土)

ありがとう 内藤大助

 ベテラン同士の素晴しいボクシングでした。

 ポンサクレックは、全力を出し尽くした。

 それを跳ね返したんだから、内藤大助は、世界一のボクサーだ。

 すごいよね。

 体のさびしいところがまったくなくなり、今まで一番苦しくなる時間に、逆にスピードを急激に上げてきた。

 パンチのフェイントじゃなくて、「12ラウンドの常識」へのフェイント。

 自らの年齢に対するフェイント。

 こんなボクサー、見たことない。

 人生の一発大逆転とはこのことだ。

 いいものを見せていただいた。

 皆さんも、ボクシングが好きなら、韓国人ジャッジに対し、根拠のないバッシングはしないでください。

 私の採点は、115-113でポンサクレックの勝ち。

「ペースを握る」と「攻勢」のどっちを上にとるかで、採点は分かれると思う。

 内藤選手が大差判定勝ちしていたのが、これまでの日本ボクシングのホームタウンデシジョン。

 こういう判定が出たこと、私は喜ばしいことだと思う。

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