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2008年3月14日 (金)

ヒラリー、大ピーンチ!

 ロックフェラー議員、オバマ支持を表明!

 ヒラリーの応援団長のニューヨーク州知事、コール・ガールに800万円を遣って辞任!

 ヒラリーの選挙参謀が「オバマが黒人でなかったら今の場所にはいない」と大失言!

 特に、ロックフェラーの突然の掌返しは大ショックだろう。

 哀れヒラリー、まわりの男はみんなエロ親父じゃん。

 勝負あった、という感じですかねえ。

 でもね、ウォール街の代理人が必ず大統領になる、と仮定して、当のウォール街はどうなのよ。

 ヘッジファンドが閉鎖を発表するし、銀行は破綻し始めているし、住宅ローンだけじゃなくて、消費者ローン、学生ローンも破綻寸前だ。

 投機マネーはすでに財務省債権に向かって雪崩を打っておる。石油、穀物先物もバブル崩壊寸前だ。

 大赤字の国家の債券を買うしかない?

 これを、投機の終わり、と言うのである。

 異常な円高だって、説明は簡単。

 FRBが、困っている金貸しに、ドルを印刷してくれてやる、って発表したんだから、ドル紙幣一枚の価値は下がるよ。

 金融システムを守るために、紙幣の価値を破壊する。

 本末転倒とはこのことだ。

 金融システムなんて、歴史上、何度も崩壊してきたのである。

 昨日のニュースで言えば、新銀行東京のビジネスモデルは真っ赤なウソだったし、新生銀行は本社ビルをアメリカのファンドの叩き売って、やっと、連続赤字を免れた。

 そもそも、銀行というビジネスモデルが成立するのなら、なんで三井と住友が合併しなきゃならないの?

 ビジネスモデルとして正しいなら、80年代に無数にあった日本の銀行がなぜ、消えてしまったのか?

 我が国もまた、金融システムの崩壊を経験してきているのである。

 歴史的に見れば、岩崎弥太郎が設立した日本初の商業銀行も、いきなり経営危機に陥っている。

 そんなデタラメな世界の代理人がバラク・フセイン・オバマ!?

 オバマくんに自覚はあるのだろうか。

 ものすごくむずかしい経済政策を強いられることを。

 投機にしか能がなくて「上がるのならどこで行くぞ!」って、主食やガソリンを値上げさせるアホども。

 これがインフレの第一段ロケット。

 でも、こいつらを助けてやらなきゃいけないんだよ、オバマくん。

 助けるためにドルを刷りまくる。

 これがインフレの第二段ロケット。

 サブプライム関連商品をアメリカ国債、財務省債権と交換して、アホ・ブッシュが生んだ莫大な財政赤字を天文学的に膨らませる。

 これがインフレの第三段ロケット。

 次期大統領はどういう経済運営をすればいいの?

 大恐慌となれば、歴史的にみれば、資源を奪うためにロシアと戦争をする、くらいしか活路はないんじゃないの。

 もうひとつの道は、まず、穀物相場に雪崩れ込んでいる投機マネーを規制することだ。「総量規制」じゃないぞ。穀物への投機は、国民の命をコマに博打を張っていることなので、この取引から課税していくのである。テラを国家が取る。

 わしら、競馬ファンは1ベット25%ものテラを取られても楽しいんだから、1%の課税でも優秀な金融工学者が「どもならん」とはならないはず。

 80年代の最大の謎は、「カジノ資本主義」と呼ばれる状況が出来上がっているのに、誰もこのシキ(賭場、カジノ、市場、なんでもいいや)から、「テラ5分」を取ろう、という発想が国家に生じなかったことである。

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