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2008年2月 8日 (金)

オバマのお金

 なんだかな、今回の米大統領選、

 必ずしもお金があるやつが勝つわけじゃない。

 そういう報道が目立つようになった。

 オバマ候補は100ドル以下の個人献金で史上最高額を手に!

 とか。

 マケイン候補は、選挙資金が底をつき、スタッフも激減しながらカンバック!

 とか。

 最も金持ちのヒラリー候補も激戦で自己資金を持ち出し!

 とか。

 本当か?

 本当にそうなら、こんなに喜ばしいことはない。

 ついに、業界の代理人じゃないアメリカ大統領が誕生するのだから。

 これこそ、チェンジ!!

 でもな、そんなに簡単なことか?

 オバマ候補は、泡沫候補だった時点ですでに巨額の選挙資金を手に入れている。

 たとえば、マイクロソフトとアップルの両方からオバマ候補は資金援助を受けている。

 エンロンがそうだったように、ヒラリー候補には、ブッシュ政権を支えてきた企業からも巨額の資金が流れている。エンロンのように共和、民主両方に金を張る。

 バブル崩壊のアメリカで、ヒラリー候補のアキレス腱がこれだ。

 3人を比べてみて、最も企業よりの政策を打ち出すのは、どう考えてもヒラリー候補である。

 軍人仲間のパウエルさんから個人献金を受けたというマケイン候補はここでもユニーク。

 さてさて、わしが想像しているのは、何度も書いてきたが、近い将来におけるアメリカの崩壊。

 オバマ候補、勝てんかのう?

 オバマ候補が勝てば、アメリカは熱狂の渦となる。

 銀行への公的資金の注入など、誰も言い出せない状況となる。

 ヒラリー候補なら堂々と言うだろう。マケインも現実派だ。

 土曜日は東京でG7。わしもできたら麻布十番に行ってみる。

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