ブットさん暗殺
新聞の解説はこうだ。
パキスタンでブットさんは初のパキスタン首相、しかも女性、で非常に人気がある。
90年、ブットさんはパキスタンを追われるが、「アメリカ政府の意向で」帰国を果たす。
ブットさんは一貫して「イスラム過激派を一掃しよう」と主張している。
ゆえに、ブットさんはイスラム過激派によって殺された。
ゆえに、日本人もまた、アメリカとともにイスラム過激派との対テロ戦争に協力しなくてはならない。選択肢はそれしかない。
パキスタン人民党は、「ブットは殉教した」と発表した。
わけがわからないでしょう。
日本にいてわかるのは、アメリカの対テロ戦争は正義だ、ってことだが、わしらはパキスタンのことをどんくらい知っている?
あ、パキスタンが大量破壊兵器を持っていることだけは確かか。
核実験をしたからな。
9・11以降、わしがずっと思ってたのは、まず、テロの実行犯の出身地、サウジアラビア、そして、オサマ・ビンラディンが逃げ込み、その後の国際テロ事件で常に名前が挙がるパキスタンをなぜ、普通に捜査しないのか、ってことだ。
パキスタンは、反米デモが最も大規模に行われている国である。
表向き、ムシャラフ政権は、アメリカの対テロ戦争に全面的に協力したことになっている。
じゃあなんで、世界で最も先鋭的な反米イスラム過激派が、今もパキスタンにいるのだろう。
ブッシュ・ドクトリンをすぐに発動すべきだ。
大量破壊兵器を持っていて、民主的ではない国は、先制攻撃せよ!
わしらは給油を続けるから。日米同盟のために。
パキスタンの核兵器、原発プラントがどこの国の製品か見てみるといい。
ほぼアメリカ製。後は全部、日本製鋼所を筆頭にした日本の国策企業の製品だろ、違う?
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