亀田大毅こそゴキブリである
内藤大助選手のインタビュー原稿の第一稿を書いているうちに、我らが阪神タイガースは終戦。
書いていて、テレビに視線を移す、の連続。
やっぱり、タイガースの一発大逆転はなかった。内藤選手のようなことが起きるのは本当にまれだ。だから、わしは内藤原稿にわしの一発大逆転を託す。
18歳の青年が、一回負けて、どうだって言うんだよ。しばらく引きこもって、「巻き返したる」と宣言すれば、100人が100人とも「よっしゃ、やってみい」と言うだろう。
タマを打て、とか、ヒジでもええから目え入れろ、というのは、「一回負けたら終わり」ということだよなあ。
1億人はそうな風には生きていない。
負けっぱなしだよ、1億人は。
学校で負け、受験で負け、スポーツで負け、100億円もらったって、松坂は負ける。松井秀喜も負ける。
「負けたら終わり」の人生なんてあるはずがない。
あるとしたら、現実と違う場所で生きているからだ。
それはどこか。「メディア」だよ。日々、世界の現実を伝えているメディアなんだよ。
ここ10年、我が祖国で一番大きく変わったことは何か?
情報がタダになったことである。「0円情報」が諸悪の根源だ。このブログも含めてね。
テレビ局も出版社もあせっているよ。「0円」に勝つ付加価値は探しようがないから。
そこで、そもそもの疑問。TBSのスポーツ担当の偉いさんは、亀田三兄弟の練習を見て、本当にボクシングの才能を見出していたのだろうか?
亀田父が竹刀の先にグローブをつけて、突くよね。兄弟が顔を前に突き出したまま、上体にめいっぱい力を入れたまま、よけるよね。
実際のボクシングでそんなシーンはあるか!?
あ、そうか。TBSの偉いさんは亀田三兄弟の運動能力なら、『マトリックス』みたいな特撮映像が実際のリングでできる、と思っちゃったのか。
いや待て。『マトリックス』は異様にのけぞるよね。なんで、亀田三兄弟だけ、相手がパンチを出すと全身が固まるの?
なんで、絶対に勝てないスタイルを幼い頃から叩き込まれているのか。
亀田大毅は、内藤が「打つぞ」という構えを見せたとき、固まったまま足だけでサササと後退したけど、それこそがゴキブリの動きやん。
まあええよ。だれか将来ある18歳を助けてやれ。
私は心の底から内藤大助という人間に感動した。大毅を今、支えてあげられる人が出てきたとしたら、多分、その人にも感動する。
人生の意味は人間が人間に感動することなんだから。
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コメント
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投稿: kysxmjczgd | 2007年10月23日 (火) 00時31分