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2007年10月24日 (水)

ラストキング・オブ・スコットランド

ラストキング・オブ・スコットランド DVD ラストキング・オブ・スコットランド

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/10/05
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 やっとDVDで観た。

 ものすごく期待していたのだが……。

 アミン大統領在任当時の一般紙を調べたことがある。

 それがすごいニュースの連続。

 アミン大統領、国際会議に白人が担ぐ神輿で登場!

 アミン大統領、ロンドンで開かれるイギリスの旧植民地会議に黒人ダンサー200人とともに出席すると発表。

 アミン大統領、失踪25日、「入国しているのでは?」と英国は戦々恐々!

 行方がわからなかったアミン大統領発見! 大統領府近くの湖の中ノ島で英国人記者にウクレレでオリジナルソングを披露!

 これ『東スポ』の記事でじゃない。『朝日新聞』国際面がこんなアホアホ合戦になっていたのである。

 タイトルもすごい今回の映画に期待しちゃうじゃない。

 ……しかし!

 なぜ、ヘビー級の国内チャンピオンが狂気の独裁者になったのかまるでわからない。

 主人公の英国人医師は「自分探し」のバカヤローで感情移入する部分ゼロ。

 だから、パレスチナゲリラがハイジャックした飛行機をウガンダに持ってきた意味も説明不能。

 監督は何を描きたかったんだろう。

「誰も信用できなくなったリーダー」の姿?

 アミンは違う。

 私がアミン大統領に興味を持ったのは、「狂気」とは、なんかの「欠落」なのか、それとも「過剰」なのか、ということである。しかも、舞台は、1970年代、ベトナム戦争後の「正義」なき国際政治なのである。

 アフリカはイデオロギーの坩堝であった。社会主義があり、アメリカのスーパーパワーがあり、アフリカを植民地化したイギリスの没落があった。

 アミン大統領はバカじゃなかった。坩堝の中で「アフリカとは何か?」を過剰に考え続けていた。

 そして、狂気。大量虐殺。

 一方で、この映画に描かれているように、記者会見では白人記者たちを爆笑させ続けた。

 康芳夫さんというこれ以上怪しげな人はいない人が来てもウエルカム。「対アントニオ猪木戦」を快諾した。

『食人大統領アミン』という映画史上最悪の大統領伝記映画を世に残し、最悪なのにビデオは今も池袋西口のTUTAYAにある。

 アミン、お前は何者?

 多分、それを書いたら、『戦争と平和』ぐらいの長さになり、映画にしたら『戦争と人間』ぐらいの大作になっちまうのかもしれない。

 いや待て。死の床にいるアミンにインタビューしたら「単なるジョーク。その場の思いつき」と言うかもしれない。

 さっぱりわからない。

 アミン、お前は何者?

 

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