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2007年10月29日 (月)

競馬にも夢はある

 岩田騎手は何をやっている!?

 怒鳴り散らしているドロ親父も多いことと思う。

 園田の2番手が、40億の馬にまたがる王室お抱えジョッキーになったんだから、それはそれでシンデレラストーリー。

 でもね、「豊さんと比べられたら、俺はまだまだなんで」という岩田騎手の言葉の意味がわかった。これ、謙遜でもなんでもない。

 岡部騎手は、「馬中心主義」と言ったが、岩田騎手もそう。

 武豊騎手は、馬&ペース&馬場&相互作用&複雑系&……と、無限に競馬を考えてきたんだと思う。膨大に考えて、バシバシ切り捨てて、騎乗法をシンプルにしようとはしない。また、別のことを考える。結果的に却下となることを考え続けてきたんだと思う。

 まさに稀有なジョッキー。だから天才なのである。だから、岩田騎手、アドマイヤ、ドバイの王様にリベンジできる。メイショウサムソンに一番強い勝ち方で勝たせることができる。

 岩田騎手は、「この馬が一番強い」と言った。そして、負けた。

 今回も「眺めのいい位置取り」で、メイショウサムソン、ダイワメジャーを見て、ゴーサインは一番最後で……。

 騎手として間違いは何もない。

 つまりは、馬優先主義。

 前日の嵐の中、岩田騎手は何を思っていたのか。武豊騎手は?

 いずれにせよ、今年の競馬はここ10年で一番、面白い。 

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2007年10月28日 (日)

とったど~!!

受付番号:0031   受付時刻:14:49   受付ベット数:6

受付内容
件数場名レース式別馬組金額的中
(1) 福島(日) 11R 馬 単 1着ながし 1着:08
相手:02,11,12,13,14,16
各100円(計600円)
的中
購入金額 600円   払戻金額 28,350円
09440437

Copyright (C) Japan Racing Association.

 とったど~!!

 正義は勝つ!

 メイショウサムソンも勝つ!

 40億円ポンと出しても、栄光は買えねーんだよ!!

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2007年10月27日 (土)

ああ、悩ましい天皇賞(秋)

 スワンSの⑬ドラゴンウェルズは3着……。福島最終の⑫シティボスは鼻差2着……。

 悩ましい。

 単が取れない。

 天皇賞の予想を始めて……やっぱり悩ましい。

 私、岩田騎手をインタビューして、⑫アドマイヤムーンの凄さを散々聞かされたのだが、宝塚記念の上がり3ハロンは36・2!?

 やや重馬場とはいえ、名馬の数字ではないよ。

 しかも、瞬発力型。

 記録的な雨はやまない。

 多分、逃げるのは⑪シャドウゲイト。ペースを上げ下げせず淡々と逃げて強い馬だ。

 さまざまな要素が「瞬発力勝負にはならない」と言っておる。

 ⑫アドマイヤムーンが勝ったら、賞金は砂漠の国に持っていかれる。「ドバイ脅威論」が日高に蔓延するだろうな。

 平坦型の流れになるとしたら、浮上してくるのは、①メイショウサムソン、⑭ダイワメジャーということになるのだが、⑭は最内枠、休み明けとはいえ、前走の負け方は力の衰え、なのではないか。

 そこでまず、「精神安定馬券」。菊花賞の教訓を生かし、①メイショウサムソンの単勝は買っておく。浦河の最後の希望だもんなあ。武豊騎手はなんか合わないような気もするが。

 問題は、⑬チョウサンである。

 前走はフロックではない。フロックでレコード勝ちはできないよ。

 でも、この馬の情報にはすべて「良馬場が絶対条件」と書いてあるんだなあ。

 ダンスインザダーク産駒は、重馬場大歓迎のはずだろ。

 やっぱり、穴を狙わなきゃ!!

東京11レース

①単

⑬単複

⑬-①⑤⑧⑫⑮

10レース

⑯単複

9レース

⑧単複

⑧-③⑤⑨⑩⑮

8レース

①単

①-②⑧

12レース

④単複

京都11レース

⑪単複

10レース

⑰単

⑰-①⑭⑮

9レース

③単

③-⑤

福島11レース

⑧単複

⑧-②⑪⑫⑬⑭⑯

10レース

⑦単

⑦-⑥⑧⑪

12レース

⑧単複

 今夜のダルビッシュを打てる打者が、この地上にいるか!? 

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亀田興毅選手の言葉は当然だ

 世間がなんと思おうと、身内は守る。

 その意味で、亀田興毅選手は正しい。人として正しい。身内が人を殺しても、私は身内を守ろうとする。

 でもね、この問題に直面して、亀田家がまったく見ていなかった「外部」がしっかり見えてきたかというと話は別。

 数日でそれはできない。わかりようがない。

 だから、わかる範囲で謝ったんだから、それはそれでいいんじゃないか。興毅選手としては。認めてやろうよ。

 問題は、相変わらずだが、メディアである。

 メディアの存在意義は、まさに「外部」である。一家、一族、一国家に対し、「外部はこう思っているんだよ」と伝えるのがメディアだろう。私はそれが正しいとは思わないが、「両論併記」が新聞の原則である。

「両論併記」が正しいと思えないのは、私がボクシングについて書いてきたからだ。どんな論があろうと、KOで勝てば文句はない、という世界。私がボクシングについて書くのは、言葉は拳を超えられない、という畏怖の念があるからだ。

 ボクシングだけを語るなら、一番の問題は、亀田興毅選手が、内藤大助選手に畏怖の念を抱いていないことである。

 面白い。

 挑戦して来いよ、興毅選手。

 内藤大助選手は、何も恐れていないよ。

 懸念があるとしたら、亀田興毅選手が、後楽園ホールを熱狂させるだけの打ち合いができるか、ちゃんとした距離でパンチを出せるか、だけである。

 100%、内藤大助選手が負けるわけがない。

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2007年10月26日 (金)

スワンSは大穴狙い

 昨日、久々に天才ライター、畠山直毅さんに会って、案の定、飲みすぎた。

 相変わらずのダメ人間っぷりで、テープ起こしをしていて、笑いが止まらなくなる。

 次号『競馬最強の法則』、お楽しみに。

 さあ、天皇賞ウィーク。

 スワンSで資金稼ぎといきましょう。

 過去2年のラップは、

 ▽3▲7△1

 ▽1▲6▲5

 上がり3ハロンから、全馬バテバテになる流れ。

 ②スイープトウショウ、⑫スーパーホーネットは完全な瞬発力型でここでは危ない。

 平坦型で、京都では掲示板を外していない⑬ドラゴンウェルズ大穴狙いじゃ!

京都11レース

⑬単複

⑬-③④⑥⑧⑨

10レース

③単複

9レース

①単複

①-⑨⑫

東京11レース

⑪単

10レース

⑦単複

⑦-③⑤⑨⑪⑫⑮

9レースは勝負レースだ!

⑪単大勝負!!

⑪-⑧⑩⑫⑭

福島11レース

⑮単

12レース

⑫単

⑫-①②⑤⑧⑨⑮

10レース

⑬単複

⑬-⑦⑫

 亀田興毅も丸坊主。

 まず、ダッキング、スエーバックからおぼえていきましょうね。

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2007年10月25日 (木)

内藤大助選手インタビュー

http://www.bunshun.co.jp/mag/number/index.htm

 やっと発売。買って下さい。よろしくお願いいたします。

 具志堅さんがついに口を開いてくれた。「パンチを出す順番が違う」と。

 徳山さんもやっぱりリアルチャンプだ。

 内藤選手は、もっと具体的に「亀田スタイル」を語ってくれた。

 要は、今回、亀田大毅選手は生まれて初めてボクシングと遭遇したのである。

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2007年10月24日 (水)

ラストキング・オブ・スコットランド

ラストキング・オブ・スコットランド DVD ラストキング・オブ・スコットランド

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/10/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 やっとDVDで観た。

 ものすごく期待していたのだが……。

 アミン大統領在任当時の一般紙を調べたことがある。

 それがすごいニュースの連続。

 アミン大統領、国際会議に白人が担ぐ神輿で登場!

 アミン大統領、ロンドンで開かれるイギリスの旧植民地会議に黒人ダンサー200人とともに出席すると発表。

 アミン大統領、失踪25日、「入国しているのでは?」と英国は戦々恐々!

 行方がわからなかったアミン大統領発見! 大統領府近くの湖の中ノ島で英国人記者にウクレレでオリジナルソングを披露!

 これ『東スポ』の記事でじゃない。『朝日新聞』国際面がこんなアホアホ合戦になっていたのである。

 タイトルもすごい今回の映画に期待しちゃうじゃない。

 ……しかし!

 なぜ、ヘビー級の国内チャンピオンが狂気の独裁者になったのかまるでわからない。

 主人公の英国人医師は「自分探し」のバカヤローで感情移入する部分ゼロ。

 だから、パレスチナゲリラがハイジャックした飛行機をウガンダに持ってきた意味も説明不能。

 監督は何を描きたかったんだろう。

「誰も信用できなくなったリーダー」の姿?

 アミンは違う。

 私がアミン大統領に興味を持ったのは、「狂気」とは、なんかの「欠落」なのか、それとも「過剰」なのか、ということである。しかも、舞台は、1970年代、ベトナム戦争後の「正義」なき国際政治なのである。

 アフリカはイデオロギーの坩堝であった。社会主義があり、アメリカのスーパーパワーがあり、アフリカを植民地化したイギリスの没落があった。

 アミン大統領はバカじゃなかった。坩堝の中で「アフリカとは何か?」を過剰に考え続けていた。

 そして、狂気。大量虐殺。

 一方で、この映画に描かれているように、記者会見では白人記者たちを爆笑させ続けた。

 康芳夫さんというこれ以上怪しげな人はいない人が来てもウエルカム。「対アントニオ猪木戦」を快諾した。

『食人大統領アミン』という映画史上最悪の大統領伝記映画を世に残し、最悪なのにビデオは今も池袋西口のTUTAYAにある。

 アミン、お前は何者?

 多分、それを書いたら、『戦争と平和』ぐらいの長さになり、映画にしたら『戦争と人間』ぐらいの大作になっちまうのかもしれない。

 いや待て。死の床にいるアミンにインタビューしたら「単なるジョーク。その場の思いつき」と言うかもしれない。

 さっぱりわからない。

 アミン、お前は何者?

 

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2007年10月21日 (日)

アサクサキングス……

 うー(茶の間で腹ばい)。

 アサクサキングスですか、やっぱり。

 昨日、ダービーのラップタイムを調べてみたのだが、これがすごい。

 ▼8―△2

 上がり4ハロンから3ハロンへ、ドカンとペースが上がって、最後バテバテになるのが東京競馬場の特徴だが、この馬はぜんぜんバテていない。

 ちなみに、神戸新聞杯のラップは、

▼10―▲12

 ゆえに、長距離でもドリームジャーニーが差し届いたのである。

 この時点で「一番固い馬券はアサクサキングスの複勝だ」と気づいたのだが、この馬の強さは数字に表れない。

 菊花賞は、極端な瞬発力勝負にはならないし、最後の1ハロン、先頭の馬はバテない。

 これを総合したら、取れた馬券だよな。

「ラップギア」を手本にラップを研究してきたが、注目すべきは、最後の1ハロンだと思う。最後の1ハロンで「レースのレベル」も計れるんじゃないだろうか。

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2007年10月20日 (土)

菊花賞はGⅠである

 うーうーうーうー。

 どしたん?

 マイケルバローズは2着……。

 福島最終のベターデイズは4着……。

 東京6レース、キングオブハイシーは降着……。

 それよか、馬単予想をなんとかせい!!

 いや、いやいやいやいや。要するに、大穴まであと一息やん。

 GⅠです。いきましょう。

 ④ロックドゥカンブですが、レースを見直してみると、確かに強い。

 ラジオNIKKEI賞は、3角先頭、押し切りだもんな。

 シンザンを持ち出したくなる気持ちもわかるよ、丹下さん。

 数字に表れない強さは、もしかしたらメイショウサムソン級なのかも。

 しかーし!

 セントライト記念に⑩アサクサキングスが出ていたら、どうなのよ。

 鉈の切れ味を見せつけることはできたか。

 ラップを比較してみよう。

 セントライト記念▽4△1―

 神戸新聞杯▼10―▲12

 そして、昨年の菊花賞▼7▲13▼6

 やっぱり、日本の競馬はすごいことになっている。ペースのアップダウンがものすごい。

 菊花賞はGⅠである。セントライト記念の再現にはならない。

 だから、狙いはGⅠ馬⑯ドリームジャーニー!!

 四位騎手は先行。柴山騎手、岩田騎手は当然早仕掛け。

 復活した武豊騎手が世界に誇る騎乗技術、一世一代の「死んだふり」を見せてもらおう!

京都11レース

⑯単

⑯-④⑩⑪⑮⑱

10レース

⑩単

⑩-①④

9レース

⑤単複

⑤-⑥⑦⑨⑪⑫

8レース

⑦単

⑦-②③④⑪

12レース

⑩単複

福島11レース

⑭単

⑭-③④⑦⑨⑫

9レース

⑥単複

12レースは勝負レースだ!

⑥単大勝負!!

⑥-⑤⑩⑬⑭

東京11レース

①単複

①-②⑧⑬⑭⑮

10レース

⑨単複

⑨-①④⑤⑥⑪

9レース

⑨単

⑨-①③④⑩⑪

 読売と中日は、解放感あり、緊迫感あり、恐怖感ありのすげえゲームをやっておるのう。

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2007年10月19日 (金)

富士Sは瞬発力勝負にならない?

 いやあ、難解なレースだのう。富士S。

 去年の上がり4ハロンは▼6▼5▲6だが、それ以前はずっと平板なレースが続いていた。

 今開催、前開催の芝マイル1000万条件以上は、ほぼすべてが瞬発力勝負。しかし、安田記念だけは平板。

 東京と言えば瞬発力勝負だが、このレースに限ると、平坦馬場のようなラップになる。

 ここは、同じ舞台で、のちの毎日王冠馬、チョウサンを破っている⑮マイケルバローズから穴狙い。

東京11レース

⑮単複

⑮-②⑪⑭

10レース

⑫単複

9レース

①単

①-③⑦

京都11レース

⑩単複

⑩-④⑦⑧⑬

10レース

⑤単複

9レース

⑤単複

⑤-④⑧⑬⑯⑰

福島11レース

⑥単

⑥-①②⑨

10レース

⑤単

⑤-①⑧⑩⑪⑫

12レース

⑧単複

⑧-①②③⑨⑬

 ひとりで自宅まで謝りに行った亀田大毅くん、いいとこあるじゃん。

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2007年10月18日 (木)

亀田を許したれえよ

 昨日、改めて、内藤大助選手に感動した。

 内藤選手は「亀田家は努力してきた」と言った。

 それは真実。亀田大毅選手は、我慢し、努力した18歳なんだよ。

 みんな、テレビで観たでしょ。亀田家の鍛錬は想像を絶している。

 大毅選手はそれに耐えてきたんだよ。

 電話口で怒鳴り散らしている「匿名」諸君にそれだけは言いたい。

 亀田大毅選手は、音楽や絵画といった趣味を持ちながら、仕事としてボクシングをやらざるを得なかったんだよ。

 大毅選手は「ボクシングは仕事。仕事に楽しいことはないよ」と漏らしたこともあった。

 亀田大毅選手は我慢をしていない。

 そう断言する人はコメントをください。

 一方、33歳で英雄となった内藤大助選手は大変だ。

 今回、飲み屋で「内藤は大毅とやって倒せなかったんだからやるべきではなかった」と年配の人が口をそろえるのには驚いた。

 ちげーだろ。

 2年半前から、内藤選手は丁寧に亀田家に対し「試合をやろうよ。いっしょに日本のボクシングを盛り上げていこうよ」と話しかけていたんだよ。

 やるに決まっている。わしなら、亀田戦に人生の一発大逆転を賭ける。

 ポンサクレックに勝利した7月の試合だって、ファイトマネーは100万円だったんだよ。再戦の権利を抑えられていて、次負けたら、ファイトマネー年収200万円だよ。それで業界よさらば。世界チャンピオンはバイト収入夫婦共稼ぎで月12万円、という極貧生活をしたほうがいいと言うのか、ボクシングファンは?

 何のために殺し合いをやっているのよ!?

 リングに札束が埋まっているからだろ。

 亀田戦で内藤が手にしたファイトマネーは推定1000万円。

 少ない?

 私は1000万円が本当にほしいよ。

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2007年10月17日 (水)

大久保! この切れ味を待ってぞ

 いい試合だよ。サッカー日本代表。

 相手が速く強くなって、いいサッカーをする日本代表を初めて見た。

 特に大久保。運動量もポジショニングもゴール前もすげえ切れ味。

 スピードダウンすることなく、後半も行こう!

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2007年10月16日 (火)

亀田父の孤独。バラバラになった日本人。

 人間の人間に対する態度で最悪なのは「無視」だと私は思う。

 内藤大助選手は、3年ほど前から、亀田家に対し、丁寧に「試合をしましょう」「いっしょに日本のボクシングを盛り上げていきましょう」と語りかけた。

 それに対し、亀田家は「内藤は弱い」「パンチがない」「6回戦クラス」などと口で言うだけで、無視を決め込んでいた。

 私、亀田騒動の本質は「バラバラになって孤立した日本人」にあると思う。

 亀田家にもいろいろ事情はあったと思うが、亀田家には他者に対する尊敬がかけらもない。だから、内藤選手にもファンに対しても謝罪しない。「無視」から始まった関係だから当然、そうなる。

「ファン」のほうはどうか。

 抗議のために電話口で怒鳴り散らしたり、ランダエタ戦のあとにベネズエラ大使館にまでメールした「匿名」の群れ。

 私が感じるのは孤独感だけである。

 付和雷同して一方方向にどどどっと走る「大勢」は、孤独感ゆえに「大勢」を形成しているのではないか。

 後楽園ホールに来いよ、と言いたい。

 後楽園ホールに来れば、まず、ボクシングの本質がわかる。

 本質がわかれば、「亀田大毅は打ち合いになれば強い」などといった奇妙な「世論」に流されることはない。

 後楽園ホールに来れば、不当判定がある、ということもわかる。

 私は何度、「ジムの力関係があるから」という言葉を聞いただろう。ジムの力関係があるから、グレート金山選手は死んだ。

 そしてなにより、後楽園ホールに来れば、「殺す!」という意思の下、互いに殴り合っていた二人の男が、試合が終わり、互いに尊敬し抱き合う姿を見ることができる。

 人間は流木ではない。(杉作J太郎)

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2007年10月15日 (月)

亀田父と兄の反則指令

 あの夜、わしは出版社が用意した5万円!の席にいたが、そこにいたらそんなことわかるわけはないよねえ。リングサイドじゃないんだから。「タマ打ったらええ」とか「ヒジでもええから、目え入れろ」とか。

 証拠はメディアにしかねえわけよ。

 そこが本当に悲しい。亀田家は、ライブをちゃんとやっていない。後楽園ホールでやっていない。

 なのに、メディアにだけ証拠を残す。

 なぜなんだ!?

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亀田大毅こそゴキブリである

 内藤大助選手のインタビュー原稿の第一稿を書いているうちに、我らが阪神タイガースは終戦。

 書いていて、テレビに視線を移す、の連続。

 やっぱり、タイガースの一発大逆転はなかった。内藤選手のようなことが起きるのは本当にまれだ。だから、わしは内藤原稿にわしの一発大逆転を託す。

 18歳の青年が、一回負けて、どうだって言うんだよ。しばらく引きこもって、「巻き返したる」と宣言すれば、100人が100人とも「よっしゃ、やってみい」と言うだろう。

 タマを打て、とか、ヒジでもええから目え入れろ、というのは、「一回負けたら終わり」ということだよなあ。

 1億人はそうな風には生きていない。

 負けっぱなしだよ、1億人は。

 学校で負け、受験で負け、スポーツで負け、100億円もらったって、松坂は負ける。松井秀喜も負ける。

「負けたら終わり」の人生なんてあるはずがない。

 あるとしたら、現実と違う場所で生きているからだ。

 それはどこか。「メディア」だよ。日々、世界の現実を伝えているメディアなんだよ。

 ここ10年、我が祖国で一番大きく変わったことは何か?

 情報がタダになったことである。「0円情報」が諸悪の根源だ。このブログも含めてね。

 テレビ局も出版社もあせっているよ。「0円」に勝つ付加価値は探しようがないから。

 そこで、そもそもの疑問。TBSのスポーツ担当の偉いさんは、亀田三兄弟の練習を見て、本当にボクシングの才能を見出していたのだろうか?

 亀田父が竹刀の先にグローブをつけて、突くよね。兄弟が顔を前に突き出したまま、上体にめいっぱい力を入れたまま、よけるよね。

 実際のボクシングでそんなシーンはあるか!?

 あ、そうか。TBSの偉いさんは亀田三兄弟の運動能力なら、『マトリックス』みたいな特撮映像が実際のリングでできる、と思っちゃったのか。

 いや待て。『マトリックス』は異様にのけぞるよね。なんで、亀田三兄弟だけ、相手がパンチを出すと全身が固まるの?

 なんで、絶対に勝てないスタイルを幼い頃から叩き込まれているのか。

 亀田大毅は、内藤が「打つぞ」という構えを見せたとき、固まったまま足だけでサササと後退したけど、それこそがゴキブリの動きやん。

 まあええよ。だれか将来ある18歳を助けてやれ。

 私は心の底から内藤大助という人間に感動した。大毅を今、支えてあげられる人が出てきたとしたら、多分、その人にも感動する。

 人生の意味は人間が人間に感動することなんだから。

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2007年10月14日 (日)

国民は「亀田家むかつく」から離れろ

 内藤大助生出演ってゆうからテレビを観ていたら、福留くんが猫なで声で、

「声援は聞こえましたか?」

 アホか!?

 内藤選手は、クレバー過ぎるほどクレバーなアスリートだが、ここはKYでいてほしいと心から願った。TBSの空気を読んだら、「コンテンツ」にされてしまうからだ。

 で、福留くんはなんか謝っていたよねえ。

 意味がわからん。

 とにもかくにも、テレビや新聞を読んでいる限り、ボクシングはどこにもない、ということだ。影も形もない。

『スポーツニッポン』は「最低の世界戦」という見出しを打ったが、どこが最低なの!?

「亀田家むかつく」という「世論」におもねっていたら、永久に亀田家中心にビジネスが続いていくんだよ。亀田家の思うつぼだよ。

 スポーツ新聞だろ。スポーツの真実を伝えろよ。

「亀田家、ええ気味や」というのはスポーツじゃない。

 少なくとも運動能力は抜群の将来ある18歳をあそこまで追い込んだのは誰なんだよ!?

 ボクシングだけが放置されている。

 マスコミ(わしも含めて)の劣化は、北朝鮮クラスだ。

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2007年10月13日 (土)

さあ、秋華賞 勝つのはどっちだ!?

 とったど~!!

 京都12レース、単勝5710円!

 この調子で、GⅠです。いきましょう。

 過去2年の上がり4ハロンラップは、

―▽4△4

▽2▽3▲8

 おろ? 意外に単調なラップだ。ここいらへんに、1番人気のサンデーサイレンス産駒が勝ち切れない理由があるのかもしれない。

 史上最強牝馬、⑯ウオッカですが、この馬、瞬発力勝負のレースしか経験していない。順調に来ていないし、調教も抑えっぱなし。

 となれば、⑬ダイワスカーレット!

 この馬は、すべてのレースを自分で作ってきたし、鞍上もめずらしく強気。

 頼むで、アンカツ先生!!

京都11レース

⑬単

⑬-②⑤⑦⑨⑪⑮⑱

10レース

⑤単

9レース

⑫単複

⑫-⑦⑧

12レース

①単

東京11レース

②単複

②-④⑤⑥⑩⑫⑯

10レース

⑧単複

9レース

①単

①-③⑦

 打倒、川上。いけ、タイガース!!!!!

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亀田バッシングもええかげんにしたら? この世は亀田がいっぱいなんだから。

 ネットを見ていたら、悲しくなる。

 また、TBSに抗議電話、日本ボクシング協会に抗議電話……。

 違います。世界は亀田でいっぱいなんだよ。英雄・内藤大助選手だって、タイで防衛戦をやったらどうなるの? 興行権は押さえられとるのよ。

 現実を見てくれよ。

 タイに足を踏み入れた時点で、内藤選手はKO以外、防衛の道があるか?

 あるなら、ゆうてくれ。

 ある意味亀田家のおかげなんだよ。日本のボクシングがスポーツ化されたのは。

 大変な皮肉だが。

 それは、ラスベガスも同様。

 葛飾区立石の今日は本当に「微笑みの国」だったけど、関係者も内藤選手本人も「今は休ませてくれ」と言うしかない現実があるんだよ。

 今日、わしは「ボクシングジムに経営コンサルタントを入れろ」と編集者に口走ってしまったが、ああ、それをやったら、ハーフサイズのリングに胡坐をかいて、内藤選手とバカ笑いをすることもできないんだな、と思う。

 最高の世界があって、それは風の谷なんだよ。

 大毅くん、きみも風の谷にいる。

 裸で、18歳で。

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2007年10月12日 (金)

内藤大助選手に会ってきたぞ!

 真のネイティブ・ヒーローの誕生で、今、葛飾区立石は「微笑みの町」だ。

 内藤選手もスケジュール管理なき超多忙状態なのだが、話の面白さ、痛快さ、明晰さは、これまで出会ったボクサーで一番だ。

 気合を入れて記事を書くので『ナンバー』の次号(発売中の競馬特集もよろしく)を買ってください、お願いします。

 さあさあ、実労10時間。ここからは競馬の時間だ。

 昨年、一昨年のデイリー杯の上がり4ハロンのタイムの増減は、

▼8▲9▽1

▼11△4▽4

 不思議な数字。ドカーンとペースが速くなって、バテバテになったかな、と思うとまたペースが上がる。

 野路菊Sが▼13△1▲6で、バテたところを突っ込んできた②オースミマーシャルは有力。アンカツだし。

 だがわしは、前走を▼10▽2▲14で逃げ切った③インステップキックから大穴狙いじゃ。

 いや、確かに最後ばてすぎだとは思うけど、このキャリアで3ハロン34秒台で逃げ切る馬はそうそういない。

京都11レース

③単複

③-②⑤⑩

10レース

⑱単複

⑱-⑨⑩

9レース

⑦単

⑦-⑤

東京11レースは勝負レースだ!

⑧単大勝負!!

10レース

⑮単複

⑮-⑨⑪⑬⑯

8レース

⑥単複

⑥-①④⑦

 昨日のボクシング興行だが、出版社が用意してくれたチケットの値段がなんと5万円!! しかも、リングサイドじゃない!

 だから、視聴率30%でも客席はガラガラなんだよ。

 適正価格で宮田ジムのようなところがちゃんと満員にできるような興行が打てるようになることを願ってやまない。それ、すなわち、日本ボクシングの復権である。

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ありがとう、内藤大助。この国にもまだ「いいこと」は起きる。

 素晴しい試合だった。

 内藤大助選手に初めてスポットライトが当たった試合だが、ボクシングはスポーツなんだよ、亀田くん。

 内藤選手は、1Rの足を使う戦法を続けることもできたが、「ぶん殴りたくなった」。

 なぜなら、「亀田をぶっ飛ばす」が「国民への公約」だったからだ。

 悲しいのは、あれだけの体力、運動能力、打たれ強さを持った亀田選手が、幼い頃から「上体を使ったディフェンス」を無視した「固まったファイティングスタイル」を叩き込まれてしまっている点だ。

 相手のパンチが来たら固まる。打てる距離になったときにしかパンチを打たない。カウンターを取れない。取る構えもない。打てる、と思ってからパンチを出す。

 これじゃあ、ボクサーじゃないよね。

 だから、反則攻撃を繰り返し、ケンカに持ち込むしかない。

 内藤選手のディフェンスも「超一流」じゃないので、中盤は亀田ペースにも見え、ひやひやしたが、11ラウンドは感動した。

 フェイント気味のボディーへのワンツーから、内藤選手は完全に自らのスタイルを蘇らせた。30分を過ぎてこれができれば、負けるわけはない。頭が激突することを恐れぬ勇気にも感服。

「ホールのスター」は、やっぱり、売られたケンカは買うのである。

 ボクシングは単なるテレビ番組ではないし、誰がなんと言おうと、ボクサーを「コンテンツ」なんてものに貶めてはいけない。

 内藤選手は証明した。

 ボクシングはスポーツである。

 ありがとう、内藤大助!!

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2007年10月 8日 (月)

ありがとう、古田敦也

 スポーツニュースを観て、もう、涙が止まりません。

 ありがとう、古田敦也。

 リードの素晴しさはもちろんのこと、わしら阪神ファンは、いつも「古田のセンター前タイムリーにやられた」でした。

 インタビューをしたことはなかったけど、古田さんのミットについて原稿を書いたことがある。古田さんは捕球の構えも他の捕手とはまったく違ったし、ミットへの注文も一番、細かかったとのこと。古田さんのミットはでかい。あれを自由自在に操っていたんだから、日本で一番の筋力を誇るプロ野球選手といっていいんじゃないだろうか。

 ハードワークだよ。

 ハードワークを続けながら、古田さんは日本プロ野球を守った。

 もう一度。

 ありがとう、古田敦也。

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2007年10月 7日 (日)

ダート競馬のラップは?

 ダイワメジャーが負けることは予想できたが、1着がチョウサン!?

 ダンスアジョイは4着……。

 あんまり当たらんので、身を清め、入念にストレッチを施し……。

 そうすりゃ、当たるんか?

 気持ち、気持ち。

 連続開催最終日は、東西のメインがダート競馬。

 ペルセウスSの一番人気は②ナカヤマパラダイスですか。

 この馬、新潟1000直で勝ちあがってきたように、得意とするのは、上がり4ハロンペースが下がり続ける持久戦だ。

 東京ダート1400メートルは、どこかでペースが上がる流れになる。ゆえに切り。

 ⑬ブラックバースピンも人気なりそうだが、瞬発力型なんで切り。

 前走、追い出しが遅れた⑮メイショウサライがぶっちぎる!!

東京11レース

⑮単

10レースは勝負レースだ!

③単大勝負!!

③-②④⑦⑧⑨

9レース

⑥単

京都10レース

⑩単複

11レース

⑨単

⑨-②④⑤

9レース

⑪単

⑪-①⑧⑨

 内藤大助-亀田戦は、内藤が絶対に勝つ!

 勝ったら、インタビュー記事が『ナンバー』に載るので読んでくだせえ。

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2007年10月 6日 (土)

ダイワメジャーは危ない!

 いやあ、今回だけは危ないでしょ、①ダイワメジャー。

 ちょっと前に調べたのだが、こんなに枠順に勝敗が左右される超一流馬はめずらしい。

 内枠では、たったの1勝、しかも未勝利戦。

 内枠に入ると、なんと11敗!!

 流れも合わない。

 毎日王冠の去年、一昨年のラップは、

▼8▽3▲13

▼6-△3

 ダイワメジャーが得意とするのは、上がり4ハロンにタイム差がない平板なレース。

 ここは④トウショウヴォイスで大穴狙いじゃ!

東京11レース

④単複

④-①②⑤⑨⑪⑫

10レース

⑨単複

⑨-②⑧⑪⑫⑭

9レース

⑨単複

 京都大賞典は③ポップロックの取捨がポイント。この馬も瞬発力勝負になったら勝ち切れない。ここも大穴狙いじゃ!

京都11レース

⑦単複

⑦-①③④⑥⑨

10レース

⑥単

9レース

⑧単

⑧-①②③⑤

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2007年10月 5日 (金)

オクトーバーステークス?

 秋の東京開幕、といえば、アイルランドTでしょ?

 JRAはちょこちょこ番組を変えているが、理由がわからん。

 ダービーディスタンスの1600万条件戦を作って、フルゲートになるのならわかるけど……13頭だてだ。

 ここ数戦のラップタイムは、

 ダービー ▼8-△2

 オークス ▼6▽4▲12

 青葉賞 ▼9△4△2

 3ハロン目の急激なスピードアップが特徴で、そのまま流れたダービーでのウオッカの強さはやはり光る。

 小細工なし。馬任せでいい(岩田騎手)。

 実力勝負なら、上がり3ハロン32秒台の末脚、⑬カゼノコウテイ。

東京11レース

⑬単

⑬-①⑥⑩

10レース

⑧単

9レース

⑬単

 大原ステークスは、極端な瞬発力勝負にはならない舞台。

 ここは、頼むで、アンカツ先生!

京都11レース

⑩単

⑩-①②⑧

10レース

⑦単複

9レース

⑦単

⑦-⑤⑥

 親方解雇は当然だが、私、大相撲が戦後民主主義を「タニマチ」にしたことこそ、大間違いだったと思う。別冊宝島『相撲どすこい読本』を読んでくだせえ。

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UFO特番、ブラボー!!

 日本テレビ、まんせー!!

 面白かったっすよ。テレビは『トンデモ本』以降のUFO文脈を初めて発見した。

 フェニックス・ライト。10年前の事件だよな。しかし、ちゃんと引っ張る、日本テレビ、万歳!

 矢追純一さんの伝統は死んでいない。

 引っ張る。どこまでも。

 照明弾?

 いや、違う。ここからが本当のミステリーなのだ!!

 全長450メートルの巨大ステルス爆撃機?

 いいねえ。

 で、ステルスなのに今まで見たことのないような明るい照明付き(5つも!)

 それが、ラスベガスからフェニックスへと飛行したのである。

 私のUFO目撃はたった一度である。12年ほど前、上山競馬場で散々な目にあって、11時半頃、かみさんと次の飲み屋を探していたとき。

 完全な正三角形。各辺に〇印が付いた飛行物体が揺れながら、頭上を過ぎていった。スピードはわからない。超高度かもしれんから。

 音はやっぱりしない。

 ステルス戦闘機? 三沢基地?

 UFOじゃん。

 ビバ、日本テレビ!!

 

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2007年10月 1日 (月)

地震雲

 箱根で震度5強?

 私、岩田騎手のインタビューに行く新幹線の車中で、地震雲らしき細い帯状の7本ぐらいの雲を見た。26日の昼だ。

 もう名古屋に近い車中だと記憶しているが。

 とにかく、今まで見たことのない空だった。

 で、思うに、予兆を感じたり、S波を素早く察知したりして、私に何ができるんだろう。

 なんか、テレビではいつも頑丈そうなテーブルの下に奥さんが隠れるけど、うちはペラペラの合板のちゃぶ台しかねえ。頭だけ突っ込んどくか。トイレのような柱が狭い場所を囲んでいる場所は崩れない、というのは阪神・淡路大震災で目撃したが、うちはトイレの上の階段踊り場周辺に大量の本が積まれている。

 うーむ。やっぱり、ちゃぶ台に頭、尻隠さずか。

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時津風部屋問題

 飲み屋に行くたびに質問されて、うまい答えが出てこんかったんで、大相撲問題について一言。

 人が死んだ。なのに「重く受け止めている」と言う人は、日本語を冒涜している。

 人が死んだ。なのに、「力士なんてみんな馬鹿じゃん」と言って話を終らそうとする人は人間として間違っている。

 その人がどんな悪行をやっていても、17歳がリンチされて死ぬ理由にはならない。

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ミャンマー政府、喜劇俳優二人を拘束

 私が北朝鮮の喜劇王やルワンダの爆笑王を探しているのは、こんな事態が起きるからだ。

 おもろいやつ、人をわらかすやつは、世界中にいるが、笑いが弾圧された、すなわち、最悪の事態だと私は思う。

 ミャンマーは今、世界の底である。

 福田くんは、石油会社の国際関連で仕事をしていたので、多分、こういう考え方に慣れ親しんできたはずだ。

 エネルギーが確保できれば、人殺しとだって取引をする。

 先進国の与党政治家は、ほぼ全員が、「人殺しとだって取引する人」の後ろ盾で政治家になっている。ゆえに、ミャンマーの軍政は終らない。

 つまりは、「国益」ってやつだな。

「国益」という立場に立って、イラク戦争に使われているとしてもインド洋での給油活動は続けなければならないのである。

 で、国内では、電気、ガスなどエネルギー供給を止められる恐怖と戦っている数百万人を生み出している。

 働いているのに、電気料金を払うために銀行のカードローンで借金をする。

 仕組まれた原油高で、食料品が軒並み値上がりしているのに、福田くんは何の措置も取ろうとしない。

 ちょっと前、板橋の日本一の焼肉屋の親父と話をしたのだが、「一人前370円のホルモン、苦渋の選択で20円値上げさせてもらいました」とのことだ。

 肉は本当に大変なことになっている。

 小麦粉は大企業が独占しているので、値上げすりゃいいだけかもしれないが、庶民の味方のお店はどうななるのか。

 臨界点は近づいている。

 日本では、お坊さんが値上げ反対のデモの先頭には立ってくれないだろうけど。

 とにもかくにも、日本から援助は長井さんを背後から撃ったライフルの費用になっているのである。

 もう遅いのかもしれない。かもしれないが、日本政府はお金の使い道の優先順位を考え直さなくてはいけない。

 経済大国、日本もまた「人命救助の時代」を迎えている。

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