まさに過渡期のダービー
おろ?
武豊騎手がタスカータソルテ? 岩田騎手がアドマイヤオーラ?
ウオッカの参戦だけでも悩むのに、さらに二重の不確定要素。
「武→岩田」の乗り替わりは、皐月賞馬ヴィクトリーでも発生していて、ラジオ短波杯で最強馬フサイチホウオーにクビ差負けただけなのに、若葉Sでは「武→岩田」。武騎手は2番人気のナタラージャに乗り、3着に敗れ、ナタラージャはクラシック戦線から消えた。そして、本番では田中騎手が漁夫の利を得る結果となった。
エージェントの政治力もオーナーの思惑もわしにはわからないが、確かなのは、競馬のレース自体が変わった、ということだ。
アイポッパーについて、武騎手と安東騎手の対照的なコメントがネットにあった。
武騎手「自転車より乗りやすい」
安藤騎手「僕でいいのかな。あの馬は、きれいな競馬が合っていると思うんだよね」
驚異的な当たりの柔らかさで馬に負担をかけない。安藤騎手に「ユタカは『勝ちたい』って思わないんだろうね」(これが賞賛の言葉なのだ)と言わしめた余裕というか、無の境地というか、そんな精神でレースを進める。当然、内の狭いところにクビを突き刺すようなアクションを嫌い、外に出して伸びてくる。瞬発力勝負になれば、ハナ差は絶対に譲らない。
それが武騎手の魔術だったのだが、決まらなくなった。
前の日記、オークスのラップタイムを思い出してほしい。「無の境地」の時点で、大本命とトップジョッキーを意識して、ガクッと落ちていた全体のスピードが、今の競馬では緩まない。
ゆえに、武騎手は逃げなければ勝てなくなった。
中館騎手化だな。
「ダービーに乗る馬があってよかった」
これぞまさしく中館騎手化だ。
サンデーサイレンス系の落日と、ブライアンズタイム系、スターオブコジーン産駒の爆発の秘密もそこにある。
しかし、直前の乗り替わりは、馬自身にとってどうなんだろう。
普通に考えれば、両方とも切り、だ。
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