世界同時株安
ひとひらの雪も降らなかった冬の終わり……って、そう書くだけで近未来小説じみているが、資本主義崩壊の軋みがじわじわと伝わってきた。
大阪では、バスの大事故。その背景に規制緩和があることは火を見るより明らかだ。業者の数は1・6倍になり、営業収入は16%減り、約半数の事業所が赤字だ。事故を起こしたドライバーは24時間以上仕事を続けていたという。おそらく、安くなった月給で。
規制緩和で大儲けした奴は誰だ。業者にバスをリースしているオリックスの宮内義彦さんだ。
一方、夕張市では、お年寄りを病院まで運ぶ市営バスの料金が1000円に跳ね上がる、という話も聞いた。
日興コーディアル、三洋電機では粉飾決算。IT企業にはすぐさま、捜査員が入るのに、動きがないのも不思議だ。つまり、政府、自民党ぐるみでモラルが低下している、ってことだろう。
そして、インド、中国発の世界同時株安。原因について、いろんな人がいろんなことを言っているが、はっきりしているのは、ヘッジファンドがレバレッジをきかせた資金を引き上げただけで、世界中に破産者が群れをなす、というあほらしい現実だ。
キープ・ゴーイン。もう一息。面白い時代がやってくるかもよ。
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