父親たちの星条旗
父親たちの星条旗 著者:ジェームズ・ブラッドレー |
いい映画だと思う。
でもね、週刊誌で星5の最高点を出したり、『地獄の黙示録』よりいい、なんて評価には首を傾げる。
戦争に英雄はいない。
その事実をしっかりと描いたイーストウッドは偉いけど、その事実に驚愕する映画評論家や作家に私は驚愕だ。
いないに決まってるじゃん。
普通の人が最前線に行くんだから。
これもいわゆるひとつの「映画的記憶」か!?
ハリウッド映画は、英雄を中心に戦争映画を作ってきたかもしれない。
だけど、それをやらなかったから最高、というのはどうか!?
「映画的記憶」を打ち破ったから、最高、なのなら、『イノセント・ボイス』をはじめとする南米映画はどうよ?
イノセント・ボイス~12歳の戦場~ 販売元:ポニーキャニオン |
いい映画だし、大きな画面の映画館で観ることをおすすめするが、クリント・イーストウッドは常に水準以上、しかし、ショックにはならない映画を作る作家である。
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コメント
I question if his actual cash receipts, independently of the ship.
投稿: aids in michigan | 2007年2月 5日 (月) 19時28分