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2006年11月 3日 (金)

父親たちの星条旗

父親たちの星条旗 Book 父親たちの星条旗

著者:ジェームズ・ブラッドレー
販売元:イースト・プレス
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 いい映画だと思う。

 でもね、週刊誌で星5の最高点を出したり、『地獄の黙示録』よりいい、なんて評価には首を傾げる。

 戦争に英雄はいない。

 その事実をしっかりと描いたイーストウッドは偉いけど、その事実に驚愕する映画評論家や作家に私は驚愕だ。

 いないに決まってるじゃん。

 普通の人が最前線に行くんだから。

 これもいわゆるひとつの「映画的記憶」か!?

 ハリウッド映画は、英雄を中心に戦争映画を作ってきたかもしれない。

 だけど、それをやらなかったから最高、というのはどうか!?

「映画的記憶」を打ち破ったから、最高、なのなら、『イノセント・ボイス』をはじめとする南米映画はどうよ?

イノセント・ボイス~12歳の戦場~ DVD イノセント・ボイス~12歳の戦場~

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2006/07/28
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 いい映画だし、大きな画面の映画館で観ることをおすすめするが、クリント・イーストウッドは常に水準以上、しかし、ショックにはならない映画を作る作家である。

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コメント

I question if his actual cash receipts, independently of the ship.

投稿: aids in michigan | 2007年2月 5日 (月) 19時28分

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